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Sekiguchi Masahiro/Counter to “Sakura Denbu”
本展について
本展は関口正浩(1984-2022)の、初個展(2009)から最後の個展(2018)にいたる、およそ10年間に制作された作品のなかから、その画業の特徴がよく現れている作品を選んで展示するものです。
基本的に関口の絵画は、シリコン板に油絵具を塗り、それらを生乾きの状態で剥がすこと生まれる被膜をキャンバスに貼り付けるという方法で作られています。絵具の膜による絵画は、絵画の前提(重力、矩形、図と地、人間)を揺さぶるものでした。
作家が残した初期の制作メモには、被膜の手触りや艶の詳細な記録や、自作の色に付けた名前など(本展のタイトルはここから取りました)が記されています。メモはまた、独自の体系のもとで経験を積んだ作家が、巨大な被膜を扱えるまでになった過程も教えてくれます。関口は、筆を使わず「仲介をより減らし、作家より遠くで起こる絵」を追求していました。
作品との繊細な距離感とともに制作された、大胆で緊張感のある作品群を、ぜひ御覧ください。
企画者代表 松田啓佑
協 力 :2kw gallery
石原友明、田口かおり、冬木遼太郎、松井亜希子、山本理恵子(敬称略)
企画者:石井海音、佐々木ひろこ、松田啓佑、中田有美、村瀬裕子、和田真由子
DMデザイン:上坂彩
E-mail:archive.of.dr@gmail.com
1984 東京都生まれ
2007 京都精華大学芸術学部造形学科洋画コース卒業
2009 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了
2012 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻油画中退
2022 逝去
個展
2009 「うまく見れない」児玉画廊、京都
2010 「平面B」児玉画廊、京都
2011 「反転・回転・反復」児玉画廊、児玉画廊|東京、京都
2012 「仮面」児玉画廊、児玉画廊|東京、京都
「project N 49 関口正浩」 東京オペラシティアートギャラリー、東京
2014 「遠くの正面」 児玉画廊、京都
2017 「Warped」 児玉画廊|天王洲、東京
2018 「まばたきのかたち」 児玉画廊|天王洲、東京
主なグループ展
2010 「Is next phase coming?」児玉画廊、京都
2011 「ignore your perspective 11」児玉画廊|東京、東京
「Multiplication : Maoya x Masahiro Sekiguchi」児玉画廊、京都
VOCA展 上野の森美術館、東京
「池谷保・関口正浩・松田啓祐」清雲荘、京都
2012 「四角と不条理 」児玉画廊|東京、東京
2014 eeny meeny miny moe | redeN arts 京都
「not a total waste」児玉画廊、京都
「油画考 #1 コンセプト、イメージ、画材のコンジャンクション」児玉画廊|白金、東京
2015 「絵画を作る方法」児玉画廊|白金、東京
2016 gnore your perspective 35「外見の違うハードコア」児玉画廊|天王洲、東京
2018 「Pandemonium」児玉画廊|天王洲、東京