NADiff Window Gallery vol.67
しまだそう「VITA NOVA BOY STRIKES BACK」
2021.03.04[木]?2021.03.28[日]
2016 年頃より『VITA NOVA』という名の一連の絵を描いています。きっかけはとある調べもの中に終戦直後に創刊された『新生』という雑誌の表紙を見かけた事でした。その雑誌名のロゴの下には、おそらく(新しい生活)の直訳と思われるラテン語の『VITA NOVA』という八つの文字が並んでいました。
その古びて擦れた印刷の表情と当時のモダンを目指したであろう直線的な書体の絡み合いこそ、私が永らく探し求めていた絵画そのものに思えました。しかし、今思いかえしてみるとそれは、常に何を描いていいやら解らずに不安に苛まれ、何かにすがりたいと思っていた私の願望がそう思わせただけなのかもしれません。
それからというもの、(いや、もっと以前、初めて絵を描き始めた頃から)街で見かけた朽ち果てたネオンサイン、数十年前の漫画雑誌や玩具、立体看板のレトロな文字、時間の経過とともに変化してきたであろう事を感じさせるオブジェの表面など、私の創造への欲望を刺激するモチーフをキャンバスに写し取り、描いては消し、描いては消しを繰り返すうちに何時しかその形は変容し、もはや元の情報も表情もとどめていない色と形になった時、私は自分が何か新しい物を造り出したような気になっているのです。実際はただの劣化コピーかもしれないという不安も常にもちながら。
しまだそう
今展に合わせ、しまだそう作品集「VITA NOVA BOY STRIKES BACK」を刊行いたしました。cumonos online shop「cumo-gnome」か一部書店にて販売中!
作品集の詳細はこちらのリンクでご確認ください。https://cumonos.stores.jp/items/60262e08aaf04370932a7b0a
NADiff a/p/a/r/t
150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL. 03-3446-4977
2016年頃より『VITA NOVA』という名の一連の絵を描いています。きっかけは何かの拍子に終戦直後に創刊された『新生』という雑誌の表紙を見かけた事だったと思います。雑誌名のロゴの下におそらく(新しい生活)の直訳と思われるラテン語の『VITA NOVA』の8文字が並んでいました。
その古びて擦れた印刷の表情と当時のモダンを目指したであろう直線的な書体の絡み合いこそ私が常々目指していた絵画そのものに思えました。しかしそれは、常に何を描いていいやら解らずに不安に苛まれ、何かにすがりたいと思っていた私の願望がそう思わせただけなのかもしれません。
数十年前の漫画雑誌や玩具、街で見かけた朽ち果てたネオンサイン、立体看板のレトロな文字、時間の経過とともに変化してきたであろう事を感じさせるオブジェの表面など、私の創造への欲望を刺激するモチーフをキャンバスに写し取り、描いては消し、描いては消しを繰り返すうちに何時しかその形は変容し、もはや元の情報も表情もとどめていない色と形になった時、私は自分が何か新しい物を造り出したような気になっているのです。実際はただの劣化コピーかもしれないという不安も常にもちながら。
これらのモチーフ選びの基準を無理矢理言葉にするならば「幼少期の憧れ」になりましょうか。幼少期に大好きで憧れていた太古の恐竜やテレビのヒーロー、荒唐無稽な怪獣たち、冒険の舞台となる荒れ地に轟く雷鳴、異国の生活、SF映画、漫画やアニメーション。幼少期の自分にとって、ただただキラキラと輝いて見えていたそのような代物が、十代後半頃から急に妙に恥ずかしく感じだし、きまりも悪く、「自身の内のどこに置いておけばいいものやら」と苦心するようになったと記憶しています。大人に近づくにつれ、いつまでも恐竜博士では居られなかったと言ってしまえば其れ迄なのですが、そのきまりの悪さ、照れや恥ずかしさとは何だったのか?30代も半ばを過ぎ、どうもこの頃そんな事が気になっています。
意識的ではないにしろ、その様に一度手放そうとしたものの、捨てきれずに隠され屈折した憧れの様な感情を持て余しながらモチーフ選びをしているのだと思います。
それは、今、私(のような者)がこの極東の片隅で大層に美術や芸術などと宣いながら絵を描くという可笑しさ(悲しさ)は何なのか?という問いとも妙に関係しているような気もするのですが、それが直接的にどのように私の絵に影響しているのかは判断しかねる所でもあります。
2020.1.18
■清須市はるひ美術館
愛知県清須市春日夢の森1番地 〒452-0961
tel/052-401-3881 fax/052-408-2791
2020年1月18日(土)~2月9日(日)
10:00?19:00(入館は18:30 まで)
月曜休(祝日の場合は開館、翌火曜休)
観覧料 200円 @ はるひ美術館
■展覧会概要
清須市はるひ美術館では1999年の開館以来、新たな才能の発掘・育成を目指し、絵画(平面作品)の公募展を継続して開催してきました。「アーティストシリーズ」は、この公募展で高く評価された作家から厳選し、個展形式で取り上げる展覧会です。
今回は、2018年におこなわれた公募展「清須市第9回はるひ絵画トリエンナーレ」で優秀賞を受賞した岡本秀、しまだそう、羽尻敬人をご紹介します。過去最多の応募数となった本公募展を経て、進化を続ける作家たちの個性をお楽しみください。
■関連イベント
ワークショップ「絵の一部を使って新しい絵を描こう!」
作品の一部分をシルクスクリーン版画で印刷します。
講師:しまだそう
日時:2月2日(日)10:30~12:30
会場:清須市はるひ美術館
定員:10人(未就学児は保護者同伴)
材料費:300円(観覧料は別途必要)
申込:TEL 052-401-3881(美術館)
MOPPEN POPPIN' TIME
モッペンポッピンタイム
『もっぺん』:関西弁でもう一度、ふたたびの意。
『moppen』:オランダ語で冗談の意。
『ぽっぴん』:近世のガラス製玩具。首の細いフラスコのような形態で底が薄く、長い管状の部分に息を出し入れすると気圧差とガラスの弾力により底が「ポッピン」という音を発する。ガラス製の為、ポルトガル語でガラスを意味する vidro=ビードロとも呼ばれる。
『poppin'』:popの現在分詞。ポンと鳴る。弾ける。
振り返って。
①この2年と少し『VITA NOVA』という名の一連の絵を描いていた。きっかけは終戦直後に創刊された『新生』という雑誌の表紙を何かの拍子に見かけた事。雑誌名のロゴの下におそらく(新しい生活)の直訳と思われるラテン語の『VITA NOVA』の8文字が並んでいた。
②ちょうどその頃とある個展のプランとして、明治維新の盛りに欧米に追い付け追い越せと文明開化に明け暮れた当時の日本の象徴としての『スキヤキ(牛肉食)』と、戦後高度成長期に向かって邁進する日本の象徴としての『上を向いて歩こう(日本の歌謡曲として唯一ビルボードシングルチャートの1位になった歌、アメリカでのタイトルはSUKIYAKI)』を重ね合わせ、世界への複雑な憧憬=コンプレックスという視点で何か作品化できないかと思案し資料集めに明け暮れていた。
結果としては、このコンセプトはほとんど誰にも伝わらなかったのだが、その頃から物事を見つめる視点(時間的、空間的位置)について意識するようになった。
③さて、『VITA NOVA』シリーズと並行して、この2年ほど版画工房づくりを活動の中心に据えていた。きっかけは、ひょんな事からスタジオを引っ越した事だ。原因はネズミである。ネズミといえば世界的に人気のあの米国産のキャラクターもネズミがモチーフなんだとか。
そういえば、あのネズミも僕に複雑な憧憬の念を抱かせる。
いよいよシルクスクリーンを一通り行える程度の工房が完成に近づいたので、そろそろ本腰をいれて作品でも作ろうと思い立ったのが3日程前のことだが、いざ絵を描くとなると筆がすすまない。しかたがないので、過去に絵具で描いたタブローの写真なんかを弄繰り回してどうにかこうにか格好がついたような次第。
ただ、シルクスクリーンで同じ絵を何枚も刷っていると、紙の前で筆も進まずじっと悩んでいた自分がどこかにいってしまったような気になる。質より量とはよく言ったもの。
タイトルのMOPPEN POPPIN' TIMEだが深読みすればいくらでもこじ付けられるだろう。ロゴデザインを見ればなおさらのこと。
大変ながらくお待たせいたしました。
ポッピンタイムを、もう一度。
しまだそう 2019年3月
■会期:2019年3月18日(月)-30日(土)・会期中無休
■開場時間:11時-19時
■会場:gekilin.
〒530-0047 大阪市北区西天満4-3-3星光ビル4F
(ギャラリー白、天野画廊、同ビル)
090-6032-3560【イイノ】
info@gekilin.com
www.gekilin.com
京阪/地下鉄 北浜駅出口 徒歩6分
地下鉄 南森町駅②番出口 徒歩10分
奈良の地域アートイベント はならぁと2018 に参加します。
今年は吉野町の国栖という地域を舞台に様々な展示、イベントなどが点在するものになりそうです。
僕は古い呉服店のショーウンドゥと町屋の中を使ったインスタレーションを発表予定です。
自然と街並みを見るだけでも十二分に楽しめる地域ですので、是非秋の遠足として足をお運びください。
『奈良・町家の芸術祭 はならぁと』は、地域価値の発掘作業を通して、奈良県の豊かな文化や暮らしを過去から未来に繋ぐ、今ここから発信するアートプロジェクトです。
お掃除プロジェクトや空き家見学ツアー開催による町家利活用機運の向上、地元まちづくり団体主体の運営体制による地域力向上、現代芸術を通じた新しい価値の提案による住民の町に対する誇り・愛着醸成の機会創出、住民とアーティストの交流促進による芸術普及、海外への新たな地域価値の発信を目標とし、今年で8年目の開催を迎えます。
『はならぁと』における“町家”の定義…地域独自の文化や人々の暮らしが記憶された建築物を指します。
■開催エリア : 吉野町国栖エリア
■会 期 : 2018年9月22日(土)-24日(月・祝)
9月28日(金)-30日(日)
10月5日(金)-7日(日)
■開 場 時 間 : 10時-16時
■コーディネーター : 緒方 江美 + 一般社団法人はなまる
■マネジメントコンサルタント : 緒方 江美
■まちづくり団体 : 国栖の里観光協会
■Web hanarart.jp/2018/
cumonosって?
cumonos〈クモノス〉は大阪市内の民家を改修中のスタジオです。
美術家のしまだそうと西嶋みゆきが制作活動の拠点としています。
1F / 絵画・木工・シルクスクリーン制作などを行う〈クモノスタジオ〉
2F / デスクワークの場である〈クモノスタディ〉と和の部屋〈クモノマ〉
3F /オルタナティブスペース〈クモノウエ〉と〈ウワノソラ〉
この三層で構成されたクモノスは、ひっついたりはなれたりするクモのように様々な人と人とが往来し、常に変化し進化する巣ペースとなっていきたいと思っています。
クモビラキって?
普段は作品制作の場として閉じた空間である cumonos を期間限定で公開します。
その名も【 クモビラキ 】 。スタジオの公開だけでなく、ゲスト作家による滞在制作
(レジデンス)成果展示・販売や、ワークショップ、特製ガチャガチャなど、多くの方に楽しんでいただけるイベントです。是非、2度3度と遊びにいらして下さい。
■出展作家
しまだそう
西嶋みゆき
林嘉一
北浦和也
にのみやみゆ
平林涼子
CHANCARI(大川理可)
■会期
2018年7月20日(金)-7月23日(月)
7月27日(金)-7月29日(日)
■時間
7.20(金) 16:00-19:00
7.21(土) 13:00-19:00
7.22(日) 11:00-17:00
7.23(月) 15:00-19:00
7.27(金) 15:00-19:00
7.28(土) 13:00-19:00
7.29(日) 11:00-17:00
■会場
cumonos
クモノス
538-0043大阪市鶴見区今津南3-1-14
e-mail : cumonostudio@gmail.com
twitter : @cumonostudio
instagram : cumonos
第9回 清須市はるひ絵画トリエンナーレにて優秀賞を受賞いたしました。
下記の日程にて展覧会が開催されます。
是非ご高覧ください。
■会期 2018年5月4日(金・祝)-7月1日(日)
■時間 10:00-19:00 (入館は18:30まで)
■会場 清須市はるひ美術館
■観覧料
一般300円(240円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※各種障害者手帳提示者及び付添人1名は無料
■主催
清須市、清須市教育委員会、
清須絵画トリエンナーレ実行委員会、
清須市はるひ美術館
■後援
愛知県、愛知県教育委員会、
中日新聞社、
東海テレビ放送
■関連企画
アーティストトーク 田岡菜甫(大賞受賞)
2018年6月2日(土) 14:00-
■Web www.museum-kiyosu.jp
■会期 2018年2月24日(土)~4月1日(日)
■時間 9:00~17:00 (最終日は16:00まで)
■会場 上田市立美術館2階企画展示室
■Web www.santomyuze.com
■会期:12月13日(水)~12月25日(月)
■時間:10時00分から18時00分(入館締切17時30分)
■会場:国立新美術館 1階展示室1B(東京都港区六本木7-22-2)
TEL:03-6812-9921 ※会期中のみ
■入場料:一般:400円
7年ほど前の事なのですが(そう、あれは初めてこのシェル賞に入選させていただいた頃)平仮名の「る」という文字を絵に描きました。それというのも絵の主題選びに難儀していた頃合でして、眼に付いたものを片端から描いていたような事でありました。いざ描いてみると「る」の持つ曲線美と巻き舌のハーモニーに得も言われぬ心地よさを垣間見たのです。
今回は片仮名という事ですので直線の美学があればよいと思う次第であります。
「ファインアート・ユニバーシアード U-35展」は、絵画、版画、彫塑、書の美術分野で活躍する国内外の若手作家118名の作品展です。平成25年度以降、筑波大学芸術系は文化庁委託事業「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」に取り組み、事業計画「若手ファインアーティストの活躍の場の創生―『ファインアート・ユニバーシアード』開催の基盤構築―」のもと、昨年度までは参加大学数の増加を図り、より多様な地域や国からより多くの若き芸術家の作品を集めて、合計4回の新進芸術家育成交流作品展「FINE ART / UNIVERSITY SELECTION 」を開催してまいりました。本事業は5年目を迎え、国内の芸術系大学間ネットワークがほぼ完成したことを機に、展覧会名を改め「ファインアート・ユニバーシアード U-35展」として再出発いたします。本事業では、国内外の大学間交流を基盤に形成する新たなネットワークによって、今後も若き芸術家とその作品を適正に評価し、広く発信していきます。国や大学といった既存の枠組みを超えたグローバルかつボーダーレスな広がりの中で作品交流を実践し、我が国の次代の文化を担う芸術家の育成に取り組みます。また、若手作家の今後の励みとなるよう、特に優秀な作品に賞を贈ります。受賞作品は今年度の「新進芸術家選抜展FAUSS」で展示します。
■審査員
北澤 憲昭/美術評論家、美術史家
玉川 信一/画家、筑波大学副学長・芸術系教授
富田 淳/東京国立博物館学芸企画部長
野口 玲一/美術評論家
ダリウシュ・ヴァスィーナ/イラストレーター、画家、グラフィックアーティスト、クラクフ美術アカデミー准教授(順不同、敬称略)
■Web fineart-univ.jp
■期間 2017年10月7日(土)~10月22日(日)
■主催 一般社団法人日本版画協会
■会場 東京都美術館 Tokyo Metropolitan Art Museum
■Web www.hangakyoukai.com
■会場 Gallery Den mym 本館・青い家「別館」
■会期 2017年3月12日(日)~4月1日(土)
■時間 12:00-17:00
■休廊日 水・木
■会場 Gallery Den mym (ギャラリー・デン・南山城村)
〒619-1422 京都府相楽群南山城村高尾下廣見35
■イベント
3月12日 (日)ゲストトーク
1部/13:00~ 2部/15:30~
場所:1部/青い家 2部本館
ゲスト:1部/永草 次郎 2部/京谷 裕彰
■出品作家
赤坂 直生、寺島 みどり、行 千草、藤川 奈苗、角谷 功次、川野 安曇、小橋 陽介、林 嘉一、奥田 文子、金城 理子、中川 雅文、長谷川 一郎、牧野 かのこ、望月 恵、五島 綾子、岩名 泰岳、沖 晋吾、しまだそう、田中 秀介、長友 紀子、冬耳、石川 丘子、上田 章子、奈良田 晃治、西川 茂、仲摩 洋一、中道 由貴子、中屋敷 智生、松井 沙都子、宮崎 雄樹
■会期 2017年1月7日(土)~1月31日(火)
■会場 GLAN FABRIQUE ギャラリー “ la galerie ”
大阪府茨木市駅前1-8-28 GLAN FABRIQUE 1F
JR東海道線 茨木駅より東へ5分・阪急京都線 茨木市駅より西へ15分
■時間 11:00 ~ 18:00 ※最終日は 11:00 ~ 17:00
休廊日 毎週水曜日(祝日は開廊、翌平日休み)
■URL http://glanfabrique.com/
■会場 Linlow THE ART
■会期 11/25-12/18
■時間 13:00~20:00(木曜定休日)
〒530-0044 大阪市北区東天満2丁目3-10 181ビル2F
■JR東西線「大阪天満宮駅」1番出口 徒歩3分
■地下鉄 谷町線・堺筋線「南森町駅」3番出口 徒歩5分
■TEL 06-6358-1815
■FAX 06-6358-1822
関西アートビートさんのblogに取り上げて頂きました。
■時間 12:00 - 23:00
【カフェ・ギャラリー】12:00 - 18:00
【バー・ライブ】18:00 - 23:00
※火曜日定休
■会場
542-0081
大阪市中央区南船場1-7-3
TEL: 06-6266-6700 / 080-3100-4934
Email : tziganeizumi@gmail.com
地下鉄堺筋線 長堀橋駅より徒歩5分
地下鉄長堀鶴見緑地線 松屋町駅より徒歩5分
地下鉄御堂筋線 心斎橋駅より徒歩15分
http://galerie-tzigane.com/index.html
■会期 2016年8月29日--9月16日
■時間 9:00--21:00
■会場 STREET GALLERY
〒658-0051 神戸市東灘区住吉本町1-5-8
*JR住吉駅北口から徒歩3分info@street-gallery.net
少し作品の話をさせていただきますと・・・・今回はSUKIYAKIをテーマにイメージを膨らませた作品郡を展示させていただいています。
1860年代、幕末から明治維新にかけ文明開化の象徴の一つとして肉食、特に牛鍋(のちのすき焼き)が広まったのだと、以前どこかで聞かじりました。それまではタブーであった肉食が流行の最先端になるほどに、幕末から明治にかけてあらゆる価値観の変化に人々は何を思っていたのでしょうか
仮名垣魯文の安愚楽鍋という滑稽本にも「牛鍋食わぬは開けぬやつ」という言葉があるようです。
時は流れ1960年ごろ、日本では着々と戦後復興を推し進め高度成長期が始まろうとしていたまさにその時、アメリカでは一人の日本人の歌う「SUKIYAKI」なる歌が全米ヒットチャートの一位に輝いていました。
そう、坂本九の歌う「上を向いて歩こう」です。
またも、時代の大きなうねりの中でSUKIYAKIが時代の象徴として輝いていたのです。
日本という小さな国の大きな転換期に見え隠れするSUKIYAKI。
そんな事を考えながら描いた絵です。
最終日、7月15日にはトークイベントも企画中です。ぜひおこしください!!
アートと音楽の融合フェス!
ペインターの冬耳さんとのコラボレーションワークです。
■場所:旧高尾小学校
■京都府相楽郡南山城村大字高尾小字堂の下11
■時間:11:00-20:00
■入場料:一般2500円
学生1500円)
【出演者】
・ライブパフォーマンス:山/完全版
・ライブペインティング:オガサワラミチ、ASUNA+山本理恵子
・音楽×映像コラボレーション:米子匡司×林勇気、slonnon+sonsen gocha bacco
・ダンスパフォーマンス:今村達紀
・演劇:わっしょいハウス
・飲食屋台:森林食堂、喫茶ゆすらご、front、しいたま焼き、harmony卯、南山城村直売所
・物販屋台:トロッピカル窯、バカボン、ガブガブ、nimurasico
・LiveArtist:Fountainsun、attc vs Koharu、入江陽、タカハシ’タカカーン’セイジ、minor house、miku-mari、行楽猿、MOON FACE BOYS TRIO、Apotheke《from 南山城村》、アサダワタル、中川裕貴、ぱきりノす、Akinori Yamasaki、もぐらが一周するまで、大城真、やまなみ太鼓《from 南山城村》
PA:粕谷 茂一(Slim Chance Audio)
・美術展示アーティスト:
浅野綾花、オガサワラミチ、北浦和也、佐藤健博、高須健市、田中加織、田中奈津子 + 片淵綾香 + 山本恵、寺岡海、中井敦子、中尾めぐみ、西嶋みゆき、長谷川一郎、hiyomicircle、船川翔司、冬耳 × しまだそう
■Web http://takaofes.com/
■会期2015年9月4日--9月14日
■時間金・土・月曜日 13:00--19:30
■日・祝・最終日 12:00--18:00
休廊日火・水・木
■会場スペクトラムギャラリー
大阪市中央区瓦屋町1-6-2 「惣」2階
地下鉄・谷町線谷町6丁目4番出口
長堀鶴見緑地線松屋町3番出口 徒歩5分
TEL 06-6710-4648
Email amicc376@amic.co.jp
宇宙の静寂と虚空の闇夜が
昨夜の満月と鍋の中のすっぽんが
君の絵筆と乾きかけのパレットが
画布に塗りつけられた絵の具と垣間見えた物語が
ハレの日の着物と草臥れたおやじのステテコが
生まれたての右脳としわくちゃの左脳が
エジソンの閃きと達磨大師の忍耐が
短めの大腸と夜中に食べ過ぎたホルモンが
机の引き出しに残されたパンと笑い者のカビが
ひとときの「われわれ」とえいえんの「あなたたち」が
いまひとつ、仲良くなれないから・・・
キャプテンフランスパンとレーザーワニも
■会期2015.6.29(月)-7.11(土)
■時間12:00-19:00(土曜17:00まで/日曜休)
■会場2kw58 大阪市西区京町堀1-13-2 藤原ビル5F
facebookイベントページはwww.facebook.com←
5月25日(月)より、第42回 現代美術 茨木2015展 という展覧会に参加しました。
これは、名前からも解るとおり、茨木市で行われる歴史在る現代美術の展覧会です。
その歴史ある展覧会で、どういうわけか僕のような青二才が今年の特集作家として展示させていただけるという栄誉ある機会をいただいてしまいました。
とりあえず、これは大変なことだという事で、絵をめっちゃ展示しました。
■会期 2015.5.25(月)-5.31(日)
■会場 茨木市立生涯学習センターきらめきホール・ホワイエ・1階展示コーナー
■特集作家 梅谷修 しまだそう 山城優摩
■アーティストトーク:5月31日午後三時より会場にて
■問い合わせ先:茨木市市民文化部 文化振興課
個展をさせていただいた台北の画廊YIRI ARTSにYOUNG ART TAIPER 2015に出していただきました。
なにやらYOUNG ART AWORDというもののベスト5にもノミネートしていただきました。
■Young Art Taipe
■2015/4/24-4/26
■伊日藝術 Yiri Arts ROOM 807
■出品作家:島田奏、平子雄一、蓮輪友子、渡邉天馬、伊佐治雄悟
台北で個展してきました。
私の絵のモチーフは様々だ。
この世界中で動き続けている何かと何か。ぶつかり合い、溶け合い、引き合い、反発する何か。
エントロピーは増大し、変化が変化を呼ぶ。影響は、目的ではない。
決定論も不確定性原理もすべて包み込むように、今日は明日の前日。
明日にはまた、次の絵が出来上がる。
何を描いてもいいし、何も描かなくてもいい。画面の中で均衡だけを求めている。
そんな絵は、たぶん宇宙に似ている。
YIRI ARTS
■DATE/2015.1.8-2.22
■RECEPTION/2015.1.8 19:00
■LOCATION/YIRI Arts Fujin Space
■ADDRESS/Fujin St. No. 421, Taipei City
■TEL/02-2651-2888 OPEN/11:00~22:00
■会期:2014年8月22日-9月2日
■定休日:水曜日、木曜日
■時間:12:00--19:00(日曜、最終日は17:00まで)
■会場:spectrum gallery
大阪市中央区瓦屋町1-6-2長屋再生複合ショップ惣 2階
http://amic.co.jp/spectrum_gallery/
TEL:06-6710-4648
谷町線谷町6丁目 4番出口 徒歩5分
長堀鶴見緑地線松屋町 3番出口 徒歩5分
■会期:2014年8月25日-9月12日
■時間:9:00--21:00
最終日は17:00まで
■会場:street gallery
〒658-0051 神戸市東灘区住吉本町1-5-8
JR住吉駅北口から徒歩3分
info@street-gallery.net
http://www.street-gallery.net/
ここ数年ポップでユーモラスな上に、ノスタルジックを醸しだす絵画を展開してきました。
{「主題の意味や物語」と「絵の具の物質性」とが乱立し交錯する画面を作りだす事を通して、物質と虚像という絵画の本質を見つめ直す試み}というつもりで絵を描いてきました。
今回は、その絵画の物質性という面をさらに押し進めるため、主題の物語や虚像性,象徴性を敢えて否定しながら制作された新作展となっています。
「ようやく無題」
見るものすべてにとって、可能な限り不可解な物を描いてみたいんだ。
僕は具象画らしきものを描いてはいるんだけど、結局のところ、それが何時で、それが何処で、誰であるのか?それが何なのか?そんな事、全く解せない絵を描いていたいね。
そもそもその様な質問こそが無意味なんだと君たちに理解していただける様な絵を描いてみたいんだな。
「君たちに何かを伝えた」なんて傲慢な欲望は持ち合わせてはいないし・・・・
だって、ありもしない絵空事を言葉にするなんてチャンチャラ可笑しくってさ。
そんなもの無くっても、キラキラと輝くオハジキやビー玉はいつだって僕を虜にしてくれてるんだ。
そんな訳で、「ただただ、許された存在」として絵を残していきたいよ。
ようやく、僕も無題の絵を描く気になってきたんだな。
■会期:2014.3.24(月)-4.5(日)
■時間:12:00-19:00(土曜日17:00まで)
■会場:2kw gallery
〒550-0003大阪市西区京町堀1-13-2藤原ビル5F
【tel】06-6447-7886
【e-mail】info@2kwgallery.com
【URL】 www.2kwgallery.com
難波の味園ビルにあるCafeBar Pratasにて、作品を展示させていただいています。
15日までです。お酒飲みにいってみてください
【Graphic Artists】
Seal Pool / Naomi Takaki / Yann Becker / Daniel Gonzalez / Hidetaka Kishi / Shiozaki Naoto(from the thunder boys)/ Kitaura Kazuya /Shimada So / MEMENTO / Eri Moon
【DJs】SOL-G / MISTA POTATO / TV EYE / FYC CREW / AATY
【Foods】Buttah Curry
【URL】facebookイベント
京都初上陸のしまだそうの絵画展。ここ数年分の作品一挙公開!もちろん新作もひっさげております。
見る者すべてにとって、可能な限り不可解な物を描いてみたい。
概ね具象画を描いてはいるが結局のところ、それが何処であり、それが誰であり、何時であるのか、全く何も解らない絵を描いていたいと思う。
モチーフと空間を細分化し、画面の上に幾重にも層を重ね、切断と接合を重ねる事で生み出される偶然性を取り込みたいとかんがえている。
■会期:2014.2.25(火)-3.2(日)
■時間:12:00-19:00(最終日17:00まで)
■会場:kunst arzt
605-0033京都市東山区三条神宮北東角2F
【tel】090-9697-3786
【e-mail】 kunstarzt@gmail.com
【URL】 www.kunstarzt.com
「論理と合理性が優先される現在において、ナンセンスなものは、強く人を引き付ける力を持つ。
この展覧会が、あなたの世界に対する共通感覚をゆるやかに、そして的確に揺るがせてくれることを期待する。」
なんて事、考えるのも頭が痛いし、肩も凝る。
ので、
考えないことからはじめました!
■北浦和也
KITAURA Kazuya
木の彫跡の無骨さと共存するポップな色彩、キッチュなモチーフが見る人を思わず微笑まずにはいられないキボリ作品を制作している。
1983 大阪府出身
2013
北浦和也 木彫展 (京都/ギャラリーモーニング)
ARTISTS IN RESENCE-MOROCCO (Casablanca/HOTEL SOFITEL
「みんぱく」展 北浦和也×BONCO ARTS CRAFTS (東京/BRU NA BOINNE TOKYO)
他、展覧会多数
■しまだそう
SHIMADA So
ある絵描きが俺の絵を随分とほめるんだ。あんまり褒めるんで気味がわるくってさ。でも、何が可笑しいって、俺の絵はあいつの剽窃にすぎねぇーってぇ事よ。笑っちまうわな。
1983 大阪府出身
2013 明後日の芳香(spectrum gallery/大阪)
2013 そううぃんどう(street gallery/神戸)
2013 1000×しまだそう×青い家(AIR南山城村「青い家」/京都)
2013 理、在る。(2kwgallery/大阪)
2013 ゴールデンコンペティション2012 優秀賞受賞
2013 シェル美術賞2012,2011,2010 入選
■田辺朋宣
TANABE Tomonori
絵筆とキャンバスを捨てて、マジックペンと紙であきらめ(解脱)の世界を描く、又は目指す。
1982 広島県出身
2005 京都造形芸術大学美術・工芸学科洋画コース卒業
個展
2013 ポーズする毎日の絵(gallery G/広島)
2012 夢のあきらめ旅行2(CAP STUDIO Y3/神戸)
2012 tant painting(GALLERY wks./大阪)
2011 夢のあきらめ旅行(GALLERY wks./大阪)
グループ展
2010 第13回岡本太郎現代芸術賞展(川崎市岡本太郎美術館)
■会期:
2014.1.13(月)-1.25(土)/日曜休廊
■時間:
weekday 12:00-19:00
Saturday 12:00-17:00
Sunday close
■会場:
2kwgallery
550-0003大阪市西区京町堀1-13-2藤原ビル5F
【tel/fax】06-6447-7886
【e-mail】 info@2kwgallery.com
【URL】 www.2kwgallery.com